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事業概要

開発のきっかけ:エアコン屋の経験から生まれたアイデア

私は以前、エアコン業を営んでおりました。
仕事柄、銅管の廃材が出るため「銅を使って、何か作れないか」と、遊び心を交えて試行錯誤を繰り返していました。

その時作った作品集はこちら

そんな中、以前から知っていた「銅が蚊の発生を抑える」という性質に着目。
自宅の雨水桝(うすいます)に銅線を丸めて入れてみましたが、大雨時に流されてしまうという課題がありました。
そこでしっかりとした重みがあり、沈んだり流されたりしないシンプルな形状を追求。

そして誕生したのが、この『蚊とり潜銅』です。
商品名はすぐに思いつき、わかりやすく気に入っています。
折りたたんで送ることで送料も抑えられました。

商品化にむけて調べてみた

・銅の効果について

やはり効果があるようで以下のようなものが見つかりました。

神戸大学の研究

インドネシアのジカ熱を銅で減らす場合の費用対効果の試算

大阪教育大学付属中学の自由研究生

銅だけでなく鉛やハンダ材でも実験して自由研究で受賞

NHKや一般社団法人日本銅センターなどの公的機関などで紹介

私たちも面白そうなので夏にボウフラを育てて実験してみました。

蚊が発生する場所について

エアコンの室外機の工事をしながら何となく雨水桝が怪しいと感じていたのですがなんと、国立感染症研究所の調査資料に住宅街の場合、
蚊の「発生源の69.3%は雨水マスであった。」とあり雨水桝対策の重要性を認識しました。

雨水桝とは

雨どいから雨水をそのまま地表に放流すると地盤が緩んだり隣地に迷惑を掛けたりします。
その対策として、地中にパイプを通して排水する事があります。
そのパイプを掃除したり地表の雨水を排水するために雨水桝が設置されています。
日本では雨水桝を条例で義務付けしている自治体も数多くあります。
最近は雨水浸透枡というのもあり水が溜りにくいので蚊が発生しません。

蚊について

・20度ぐらいから活動し、25度以上で活発に活動します。
・卵は一度に約100個を産み、10〜15日で成虫となります。
・幼虫時代はすべての蚊が水中ですごしています。
・人類を殺害する生物の第1位で約75万人/年。2位は人間で約50万人。
・蚊は3,500種も存在し100種ぐらいが人の血を吸いますが、受粉などに役立っています。

市場調査(私のまわり調べ)

・銅で蚊の発生を妨げることを知っている人が1割ぐらい
・雨水桝の事は建築関係者を除くとほとんど人が知らない

商品化へ

①消費者相談センターへ販売してもいいか確認(薬機法などに抵触しないか)
②雨水桝の一般的な大きさや雨水の量などから大きさを決定
③実用新案・商標・意匠をそれぞれ登録
④知らない人が多いので「設置方法」と「効果の実験」動画の作成
⑤「パンフレット」や「箱」「雨水桝対策済シール」などを作成
⑥最後にECサイトなどを作り販売開始

6月に思いつき販売できたのが12月でした。
今までになかったものを販売するのがとても大変なんだと思いました。

今後の目標と課題

この商品は1戸建てによくある25cm~35cmの雨水桝でしか使えないと思います。
ご要望があればもっと大きくてしっかりしたものや小さなものも製作できますが、商品としてラインナップする事は今後の課題としています。

また、「蚊」と「銅」と「雨水桝」の関係を知っている人が少ないため現状は広告宣伝費が非常にかかっており、商品の値段を下げることが難しい状態です。


温暖化が進みヨーロッパでもジカ熱が広まりつつある中、将来的にはもっともっとお買い求めしやすい価格設定にして、蚊の発生源の7割ともいわれている雨水枡の対策を日本中の方が常識と考えるようになるまでこの事業を続けて、少しでも感染症が減るように頑張りたいと考えています。